社史の取材で、お客様の本音にふれる
2014/04/26
先週木曜日は、名古屋出張で、あるお客様のところをお尋ねしました。(^_-)
名古屋駅からあるいて15分ほどの一等地に、5階建て自社ビルをもつ、立派な会社の会長です。社長を3年ほど前に引退されて、息子さんに譲られました。
それでいまは自身の自伝を社史にしようということで、当社にお声がかかり、もう半年ぐらいにわたって、取材をし、お付き合いをさせていただいているわけです。
取材は10時〜16時ぐらいまではやりますから、いつもランチに連れて行ってくださいます。今回は、写真のように、韓国焼き肉のカルビ定食。<(_ _)>
そのとき、ふと会長がお話されたお言葉が耳から離れません。細かいところは違いますが、以下のような意味のことをおっしゃったのです。
「じつはね。この社史のための自伝は、ぼくのライフワークとなると思います。完成したら、会社に来ることはないでしょう。仕事はすべて社長にまかせましたし...。この社史は、私の人生の証(あかし)です。社員の本棚にしまわれず、困ったときに、みんながいつも読み、活用してくれる、いい社史を残したいです」
ウソ偽りのない、お客様の本音...
取材は6回目で、契約までに2回ほどは足を運んでいますし、それぞれに濃密な時間を過ごしてきたつもりです。それでも、お客様がどういう事情で、どういう背景で、どういう思いで仕事を頼まれてきたのかというところまで、思いが至っておりませんでした。
お客様の本音を聞かせてもらえた嬉しさとともに、何回もお会いしながら、お客様の気持ちを充分にくみ取れていない自分自身を深く反省いたしました...
一冊一冊には、お客様の強い思い入れ、お気持ちがあります。
それを理解したうえで、よい文章を提供していくことができたら...
こういう思いを再認識できた名古屋での貴重な取材体験でした──
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