短歌:木下つたゑ 文:宮崎静『手向草〜亡夫へ贈る100の短歌』
2013.12.3
ライティングにて自費出版
並製 四六判
p.80 600円(税別)
内容:ときは昭和の初め。思わぬことで夫を亡くした妻が、夫を思い、慕う気持ちを、自分の言葉だけで綴った珠玉の100の短歌集。
昭和初期の思いが、平成の現代に甦る。
木下 つたゑ(きのした・つたえ)
明治31年、和歌山県海草群安原村小源田(現・和歌山市仁井辺)に代々続いた農家の長女として誕生。尋常高等小学校卒業後は生け花や茶道を習いながら過ごし、やがて夫・清三郎と結婚。二男一女に恵まれる。日々の生活の中で感じたことを、折に触れて短歌に記していた。
著者紹介:宮崎 静(みやざき・しず)
大正11年11月7日生まれ。和歌山県立有田高等女学校卒業。大阪文化洋裁学院にて洋裁を学び、大阪大空襲を期に和歌山に戻って、洋裁教室を開く。24歳で結婚、二女を授かる。50歳から水泳を始め、80歳までの30年間泳ぎ続けた。茶道(表千家)、華道(嵯峨未生流)の師範免許も持つ。