卒園式・保護者代表祝辞 ゴーストライターが【泣ける】書き方を徹底アドバイス!
みなさまこんにちは。
このページをご覧の皆様は、保育園や幼稚園の卒園式、PTA会長などとして保護者代表挨拶(謝辞・祝辞)やお礼の言葉を依頼され、思案なされている方々だと思います。なかには「できれば、やりたくない」と困っている方も多いことでしょう。
お気づきのように、保護者代表挨拶(謝辞)には、まもるべき一定の型があります。その例文を踏まえ個人的なオリジナルエピソードをうまく加えていけば、参加のみなさんが思わず【泣ける】スピーチになります。
このページでは、まず、その基本形式の例文をご紹介いたします。個々の泣けるエピソード、笑いのエピソードの紹介方法、園長をはじめ先生方へのお礼のお言葉、コロナ禍での出来事などをどのようにすればよいか、書き出しから締めの言葉までわかりやすく、ご紹介させていただければと思います。
目次
例文
お礼の言葉
日に日に暖かさを増し、さくらの蕾みもふくらみはじめ、やわらかな春の訪れを感じる季節となりました。今日の佳(よ)き日に、このような心温まる卒園式を催(もよお)していただき、誠にありがとうございます。
ご来賓(らいひん)の皆様におかれましても、お忙しいなかご足労くださり、深く感謝申し上げます。僭越(せんえつ)ながら保護者を代表し、お礼のご挨拶を述べさせていただきます。
真新しい制服に身を包み、入園式に臨んだのが3年前のことです。今よりもずっと幼かった子ども達の姿が、まるで昨日のことのように瞼(まぶた)に浮かびます。最初は「家に帰りたい」と泣き、初めての集団生活に戸惑っていた子ども達も、先生方やお友達に少しずつ馴染み、毎朝通園を楽しみにするようになりました。
そしてさまざまな行事を乗り越え、すっかり「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」の顔となった○○組○○名の子供たち全員が、本日、卒園式をむかえるに至りました。
私の娘が、運動会の演奏を担当すると決まったときのこと。最初は「いやだ。もう練習したくない」と泣いていた日もありました。しかし、みんなと一緒に、雨の日も休まず練習して、本番ではクラス全員が、堂々と演奏する姿を見せてくれました。
その子供たちを見守る担任の○○先生と○○先生の温かい眼差しを拝見し、諦めず、愛情あふれる指導を続けてくださった賜物だと、感じ入りました。
1月のお遊戯会(ゆうぎかい)でのことでした。合奏では、最初はうまくリズムをとれなかったカスタネットやハーモニカなどの楽器を、最後にはぴったりとそろったハーモニーとして奏でられるようになりました。
合唱では、大きく元気な歌声を聞かせてくれました。劇を演じてくれたみんなの成りきり様に、圧倒されたこともございました。
これもひとえに、衣装や制作物を寝る間も惜しんで用意してくださった先生方のご準備のおかげであり、運動会やお遊戯会で子ども達が身につけた集中力、忍耐心、お友達をおもいやる心などはすべて、園の先生方の根気よいご指導のおかげだと思っています。
以前、園長先生から「子どもは町の宝もの。この○○町を○○園が中心となり、元気にしていきたい」というお言葉を伺う機会があり、その熱い思いに、強く共感いたしました。
親である私達保護者も、我が子との接し方などの方法を、おりにふれいただく園長先生や担任の先生方からのお便りやお言葉によって、親としてどうあるべきかを考え、成長する機会をいただけからでしょう。
私たち令和○年度の卒園の子ども達と、保護者一同は令和○年○月○日の本日をもって、卒園いたします。このすばらしい自然環境と先生方のめぐまれた日々は、もう二度と戻ってきません。
ですが、園児と保護者一人ひとりの心のなかに貴重な思い出と学ぶべき教訓をたくさん与えてくださいました。卒園児のみなさん、保護者のみなさま、もう涙をふいてください。この園で過ごした日々を誇りとして、全員、胸をはって旅立ちたいと思います。
最後になりますが、園長の○○先生、○○理事長をはじめご来賓の皆様、ご列席のすべて方々に、心よりお礼申し上げます。○○保育園(幼稚園)の益々のご発展を願い、お礼の言葉とさせていただきます。ほんとうにありがとうございました。(1330字)
※読み上げ時間 4分30秒
解説① 序文
例文を読まれていかがでしょうか。
大きくわけて序文、本文、末文という三段構成になっていることに気付かれたかと思います。序文には(時候の挨拶)(お礼)(自分の立場説明)という3つの要素をいれるように意識しましょう。それぞれについてみなさまがオリジナルの文章を書けるように、解説を加えていきます。
(時候の挨拶)
冒頭は「お礼の言葉」です。その後、季語をつかって時候の挨拶からはじめましょう。「花」をつかうとお祝いの言葉となりやすいです。
3月ですから「はやばやと梅が咲き」「桜のつぼみも大きくなりはじめ」といったところが代表的なものです。オリジナリティを出すのであれば、菜の花や、チューリップ、ジンチョウゲなどもおすすめ。冒頭では、コロナ禍についてはふれないほうがいいでしょう。
(お礼)
保護者代表挨拶の基本は「お礼」「感謝」。冒頭では、卒園式を開催していただいたこと「自体」に対するお礼を述べ、同時にご来賓の方々への挨拶を兼ねるのが一般的です。
(自分の立場説明)
司会進行からのみなさんの「立場」「役職」のご紹介があるはずですが、皆様自身からも、説明をくわえなければなりません。
園児や先生方はあなたの存在をわかっていても、ご来賓の方々とは初対面だからです。みなさまの多くは、PTA会長であったり、何らかのお役職に就いた方々ではないでしょうか。
個人名を言う必要はありません。すべてを読み終わったあと「PTA会長 ○○××子」と名前を読み上げる場合でも「PTAを代表して」「保護者を代表して」と一言、ふれるようにしましょう。
入園式から卒園までを大雑把に振り返り、子ども達の成長を確認する役割のある文章です。まずは入園式の様子についてふれておくのが無難です。
「真新しい制服」「落ち着かない様子」「甘えている様子」「じっと椅子に座れなかった」「横の友だちにちょっかいを出してしまった」などを素材にするのがいいでしょう。
つぎに園での定期的な行事をのりこえ、子ども達が成長した様子を紹介します。例文のようにお兄ちゃん、お姉ちゃんらしくなった顔つき、制服のソデや裾から手や足がはみでる様子などが適切です。
それらについてふれたあと「卒園式を迎えました」という内容で締めるようにします。ここで序文、本文、末文のうち、序文が終わります。
解説② 本文
序文、本文、末文の三段構成のうち「本文」の解説です。例文には(入学からの現状)(個人のエピソード)(全体のエピソード)(保護者のエピソード)(旅立ちの宣言)という4つの要素をいれています。それぞれをオリジナルの解説を加えて詳しくご説明していきます。
(入学からの現状)入園式のときから、現在までをざっとおおざっぱに振り返ります。最初は泣き虫だった子ども達が、園に慣れて、楽しみになっていったという内容を簡潔に示せばOKです。
さいごに「本日、全員が、卒園式を迎えられました」という言葉を付け加えると、感動が高まります。
3種類の場合(個人のエピソード)からはじめましょう。「個人的な話題にふれても大丈夫か?」と心配する必要はありません。ふれないと逆に、当たり障りのない面白みのない文章になってしまいます。
そのあたりをうまく差配できる「あなた」だからこそ、挨拶を頼まれたととらえるべきなのです。もちろん、自慢話になってはいけません。
「わが息子、娘の失敗」「コロナ禍でのたいへんな状況」を先生がカバーしてくれたというストーリー展開がおすすめです。
(全体のエピソード)では、ここ数年の思い出深い行事をいくつか取り上げます。コロナ禍での苦労した思い出、遠足、お遊戯会、運動会、お泊まり保育、などが定番です。
「英語教室」「リトミック」など日々の活動でもかまいません。具体的な言葉で、どのような能力を身につけたかを説明します。
「忍耐力がついた」「大きな声がだせるようになった」「年下の面倒をみるようになった」などです。
それらの能力を身につけたのは、担任の先生のおかげ。ですから、個人名を出してもかまいません。さいごに感謝の言葉を添えるのを忘れないように。
(保護者のエピソード)では、園長や担任の先生から、子育てアドバイスなどをもらって、サポートしてもらっことについてふれましょう。
日々の連絡帳のやりとり、保護者会でのエピソード、コロナ禍で互いに苦労したこと、などがおすすめです。そこで、自分としてはどんな教訓が学んだのかを、書くようにします。お礼の言葉も忘れずに。
(旅立ちの宣言)は、ひじょうに重要です。泣ける、泣かせるポイントといえます。テレビ映像でアイドルグループなどから抜けるとき「○○は卒業します!」という言葉をよく耳にしますが、なぜか泣けるような感動を誘います。
「旅立ちの宣言」だからです。
あなたが保護者代表として、宣言することによって、卒園児とその他の保護者の方全員が「そうだ。卒業するんだ」と改めて認識することになります。
何でもない言葉なのですが、その新たな認識が、泣ける感動を呼び起こすのです。(旅立ちの宣言)によって本文の締めの言葉となるようにしましょう。
解説③ 末文
(末文)では、重要な役職の方々について、もう一度お礼を述べ、終わります。年月と保護者代表○○○○子と個人名を述べましょう。
まとめ
いかがでしょうか。
ここまで読んでいただけたことに、深く、感謝申し上げます。
私をはじめ当社のスタッフ、ライターは、この仕事に「誇り」をもっています。
お客様のためによい原稿をつくって差し上げたいという「熱意」に溢れています。
皆様方のサポートをできるこの仕事を、ほんとうに嬉しくおもいます。
創業から20年、私たちは、そのようなすばらしいお客様に恵まれてきました。
きっと、これからも、執筆という仕事を通じて、たくさんの出会いがあると思います。
下記連絡先から、御電話やメールにてご連絡ください。担当スタッフが、みなさまからのご相談を心待ちにしております。
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3000字以下の短文の場合、御電話にての取材となります。文章量にもよりますが、おおよそ30分から60分間の取材時間が必要となります。
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取材内容をもとに担当ライターが執筆を開始します。お客様の思いをうまく文章に表現するように努めています。取材終了後10日以内に原稿を提出させていただきます(仮原稿)。
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2回目の修正原稿が「完成原稿」となります。めでたく終了となります。当社の原稿がお客様の「目的」「目標」に届きますよう。
実 績
価格
400字8000円(税抜)
※通常納期は、取材後10日間となります。
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よくあるご質問
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1分間のスピーチで約300字、読むことができます。読み上げるのにかかる時間で、ご判断いただくのがよいと思います。なお、900字なら3分間、1200字なら4分間、1500字なら5分間となります。
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コロナ関連のエピソード挿入場所については「序文」「本文」「末文」という構成であるなら「本文」になります。「序文」「末文」でふれると、出席者の方々に、マイナスの印象をあたえますので注意してください。「コロナ禍で行事を開催する際、大きな制約があるなか、細やかな対策を徹底してくださった先生方に感謝申し上げます」というように、先生方に対しての感謝の言葉とともに述べるのがよいでしょう。
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当社は文章の作成のみを請け負っております。ワードファイルでの納品となります。和紙など特殊な紙への印刷は、できかねます。ワードファイルから、家庭用プリンタなどで対応が可能だと思いますのでチャレンジしてみてくださいませ。
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本文中でご紹介したように(宣言)をすることです。「旅立ちます!」「巣立ちます!」という宣言は、聞き手の胸にぐっと刺さります(笑)。なお、読みあげるテクニックとしては、できるだけ「ゆっくり」と読むことです。読むスピードが速いとつめたい印象を与えてしまいます。また、運動会やお遊戯会の「思い出」をゆっくり思い出しているのに、さっと読み終わってしまうと、思い出に「ひたる」時間がなく、感動を削いでしまいます。感動は読み手が与えるのではなく、聞き手が自発的におこないやすいように、環境をととのえてあげるもの、とご理解ください。