市役所などの公務員試験・合格論文とは?!【800字の解答例文あり】
「福利厚生が充実しており、安定している」「仕事を通じて地域に貢献できる」「地域の市役所などに勤めたい」などの理由で人気の公務員。
この文章を読んでいる皆さんの中にも、公務員を志望し、試験合格を目指して日夜勉強に励んでいる方がいらっしゃるのではないかと思います。
一般的な公務員試験は「筆記試験」と「面接試験」からなり、前者では択一試験(複数の選択肢の中から正解を1つ選ぶ方式の試験)や論文など、後者では個人・集団面接やディスカッションが行われますが、このうち最もハードルが高いのはどれでしょうか?
正解は、論文です。
公務員試験の論文では、少子化・人口減少問題や女性活躍、格差社会や貧困問題など、社会・経済上の課題について、確かな知識に基づき、自分の考えを論理的に書くことが求められます。
しかも60~90分で、800~1,000文字前後書かなくてはなりませんから、かなりハードです。普段から文章のトレーニングを積んでおかないと、突破は難しいでしょう。
「試験勉強で忙しいのに、文章の練習もしなくてはならないなんて、絶対無理!」「書く練習はしているんだけれど、自分の文章能力にいまいち自信が持てない・・・」
そんなお悩みを持つ方も多いかと思います。
そこで、このホームページでは、市役所など地方公務員、国家公務員試験突破を目指すあなたのために、解答例文サンプルも示しながら、書くコツをお伝えします。また最後に、やっぱり無理!という方向けに、当社のサービスを特別にご紹介します。
なお、本ページは一般枠用に書かれていますので、社会人・経験者向けをご希望の方は以下のページをご参照くださいませ。
・公務員試験 社会人経験者向け小論文の書き方(←クリック)
・公務員試験 社会人経験者向け志望動機(理由)書の書き方(←クリック)
目 次
まず構成を作りましょう
「論文書くのは苦手だけれど、書き始めたら何とかなるでしょ!」と思って取り組んでしまう方、結構いらっしゃるのではないでしょうか?
ズバリ言いますが、それは失敗する典型的なパターン。
行き当たりばったりで書かれた文章は往々にして読みづらいですし、非論理的なものになりがち。
最後の方で字数が足りなくなり、結論まで行きつくことができなかった~、などということにも陥りがちです。
ですので、書き始める際にはまず構成をしっかり作りましょう。
構成は大まかに次の5つに分かれます。
1.概説
2.原因・理由
3.問題提起
4.解決法
5. 結論
以上です。それぞれの要素で、何を書けばよいのか詳しく見てみましょう。
まず、1の「概説」では、その問題がいかなるもので、現在どのようになっているのか、簡潔かつ明確に説明します。その言葉について正しく理解していないと書けない部分なので、普段からニュースをチェックして備えておきましょう。
続いて「原因や理由」では、出題テーマに沿って「なぜ、そのような現象が起こっているのか?」について書きます。たとえば、「貧困問題」がテーマである場合は、「非正規雇用の増加」「ひとり親家庭の増加」など、貧困問題を引き起こしている原因を挙げればよいのです。
なお、この部分がしっかりしていないと、4の「解決法」につなげることができませんし、説得力や信憑性に欠ける文章になってしまいます。字数にもよりますが、2~3個ぐらいの理由を挙げられるのが理想です。
3の「問題提起」では、「出題テーマに設定されている現象が、どんな問題を引き起こすのか(or 引き起こしているのか)?」について書きます。先に挙げた貧困問題がテーマであれば、「健康格差の深刻化」「人的資源不足」「貧困の世代間連鎖」などが挙げられるでしょう。
なお、この1~3が、本で言えば「はじめに」にあたる部分。全体の3割程度に収めるのが理想です。
これに対し、4の「解決法」は、論文の"クライマックス"に当たる部分。全体の5~6割を費やして、「問題となっている現象を解決するためには、何を行えばよいのか?」について、できる限り詳しく書きます。
解決法の挙げ方には様々な方法がありますが、
①大まかな方針
②なぜその方針を採用するのか
③具体的な解決法について
といった順番で書くと、書きやすいですし、読みやすい文章にすることができます。
なお、「原因・理由」同様、「解決法」についても、2~3個ぐらい挙げるのがベストです。
そして最後の「結論」では、今までの説明を補強するとともに、「解決法を実行するために、自分は何をしたいと考えているのか(or 何ができるのか)?」について書きます。
過去に取り組んできた仕事や活動、あるいは資格や実績などで、強みになりそうなものがある場合は、それを活かしてどのようなことに貢献できるのか?について書くとよいでしょう。
いわば自己アピールを兼ねた部分ですから、この部分は絶対外せません。あまり長く書く必要はありませんが、字数を必ず確保しておくようにしましょう。
ここまで、公務員試験論文の組み立て方についてお伝えしてきました。次に、論文を書く際に心に留めて置いてほしい重要ポイントについてお伝えしていきますね。
ポイント① 1文を短く!同じ言葉が続かないように!
これは試験論文に限らず、あらゆる文章に共通することですが、一文が極端に長い文章は読んでいて非常に疲れます。どれほど素晴らしいことが書かれていても、読者(試験の場合は試験官)にそれが伝わらないことも考えられます。
特に文章を書くのに慣れていない人は、一つの文章の中にあれこれ欲張って詰め込みがちです。読みやすい文章のためにも、思い切って一文を短く区切り、リズム感のある文章を目指しましょう。
この文章、ちょっと長すぎるかな・・・と心配になったら、一度音読してみると判断しやすくなります。声を出して読むのが難しければ、黙読でもOKです。また、一文や一段落の中に同じ単語が続けて使われていると読みづらいですし、「この受験者、文章を書くのに慣れていないんだな」と思われ、低評価につながってしまいます。
それを避けるためにも、たとえば「育てる」であれば「培う」「涵養」「養成」というように、同義語や類義語を用いることで、読みやすい文章を目指しましょう。
ポイント② 「公務員として何ができるのか?」を意識する
これは面接でもよく尋ねられることですが、「なぜ、民間企業ではなく、公務員を志したのか?」を論文にも反映させる必要があります。その際にまず押さえておきたいのが、営利企業の従業員と公務員との違いです。前者が所属する企業の利益の最大化のために働くのに対し、公務員には、国民またはその地方自治体の住民の暮らしをよくするために働くことが求められます。
つまり、論文においても、「私には『全体の奉仕者』としての視点が備わっています」ということをアピールする必要があるのです。
したがって、たとえば格差社会の解決策について書くのであれば、「経済的困窮により教育機会が制限されないように、生活困窮世帯を対象に学習・生活支援を拡充する」といったように「公務員=全体の奉仕者だからこそできること」について書くように努めましょう。
ポイント③ 自治体のHPをチェック
特に地方公務員を志望する場合、該当の自治体の現状や施策について確認し、その上で「自分がその自治体のために何ができるのか?」を考える必要があります。
その際に必ずチェックしてほしいのが、各自治体のHP。
現在行われている施策はもちろんのこと、将来の構想や計画などもかなり詳しく載っているので、解決策や自己アピールについて書く上で非常に参考になります。時間に余裕がある場合は、他の自治体の施策も参照しておくと、さらに書きやすくなるのでおすすめです。
ポイント④ 情報の羅列に終わらない
ここまでお伝えしてきたように、公務員試験論文は正確な情報に基づいて書き進める必要があります。ただし、情報をただ羅列するだけではいけません。論文では、知識の有無だけではなく、論理展開に無理がないかやどんな主張を持っているのか、などがチェックされます。
「その情報について、自分はどのように考えたのか」や「どんな解決策を導き出したのか」について、はっきりと伝えることができるようにしておきましょう。
以上のポイントを踏まえた公務員試験例文を下に掲載しました。構成や文体などを是非参考にしてください。
それでは、たとえば貧困問題がテーマとして出題された場合の論文について考えてみましょう。
解答例文(800〜1000字)
現在の日本の相対的貧困率は先進諸国においても非常に高く、G7においてはアメリカに次いで2番目に達している。特に子供の貧困率は深刻で、およそ7人に1人が貧困状態にあるとされている。
なぜ、貧困問題が深刻化しているのか。その原因の一つとして、非正規雇用労働者の増加が挙げられる。長引く不況などの影響を受けて企業が人件費節減の必要に迫られたこと、また労働者が柔軟な働き方を求めるようになった結果、現在男性のおよそ3割、女性のおよそ5割が非正規雇用で働いている。しかし、非正規雇用労働者は正規雇用労働者に比べて賃金が低く、また雇用も不安定である。
子どもの貧困問題の原因としては、家族関係社会支出の低さも原因として挙げられる。欧州諸国に比べ、出産援助や日本の家族政策に関わる支出は低水準に留まっており、教育機関に対する財政支出の対GDP比も著しく低い。その結果、子育て中の世帯は大きな経済的負担を強いられている。
貧困問題は社会や経済に多大な影響を及ぼすが、最も深刻なのは、健康状態の悪化であろう。低所得層は医療にアクセスする機会も制限される上、十分な食事が摂れない、仕事の都合上規則正しい生活を送れないなどの理由により、健康状態を悪化させやすい。また、子供の教育機会がはく奪されることで、人的資源が失われることも懸念される。こうした状態が続けば、国力の低下にもつながりかねない。
それでは、貧困問題を解決するために、地方自治体はどのような取り組みを行えばよいか。私は高等教育機関での修学支援を拡充すべきと考える。
経済的理由で進学や修学をあきらめる子供は決して少なくない。しかし、専門的な知識や技術を身につけることができなければ、社会人になってからも低収入や不安定な雇用を余儀なくされる。そうすれば、結婚・出産の機会が制限されたり、貧困が世代間で連鎖し、固定化してしまうことも懸念される。こうした事態を防ぐためにも、地方自治体は大学・大学院への進学も対象に含めた手厚い教育支援を行う必要がある。
具体的な解決法としては、高校生および大学生を対象とした給付型奨学金制度の新設・拡充が挙げられる。また、スクールソーシャルワーカー等による相談体制を充実させることで、貧困や学力不足によるドロップアウトを防ぐ。
高等教育機関への進学が保障されれば、将来の可能性が広がり、貧困から抜け出して自立した生活を送ることが可能になる。私は学生時代、学習支援ボランティアとして××高校で授業補助や学習サポートに携わった。その経験を生かして教育支援に力を入れ、貧困問題の解決に貢献したいと考える。 (1074字)
いかがでしょうか。
「論文の構成や重要ポイントはわかったけれど、やっぱり自分の文章に自信が持てない・・・」。そんな不安でいっぱいの方もいらっしゃるでしょう。そこでお力になれるのが、ライター(ゴーストライター)による代筆専門の会社であるわたしたちなのです。
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よくあるご質問
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当社の基準をクリアしているプロ・ゴーストライターが担当します。その後、複数人のライターと校正者で何度もcheckを行ってからのご提出するシステムを整えております。
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「目的」を達成できるか、による違いだと思います。なかには十分の一以下の価格を提示する業者さんもあるようです。その多くがSEOと呼ばれるネット対策のため、質より量を重視している結果です。試験に合格するための志望動機書や論文という、当社に依頼されるお客様の「目的」とは大きく異なります
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校正回数は2回あります。多くのお客様はほぼこの回数内での文章内容にご満足いただけます。2回目以上の回数には、別途料金が必要となりますが可能です。
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ワードファイルの形式となります。申し訳ありませんが、手書きサービスなどは行っておりませんのでご了承ください
まとめ
このページでは、公務員試験論文の書き方のコツについてお伝えしました。①概説 ②原因・理由 ③問題提起 ④解決法 ⑤結論の5要素の構成を考えるということから、1文を短くすること、情報の羅列に終わらないことなど、論文を書く上での基本的なコツについて、ご理解いただけたのではないかと思います。「公務員として何ができるのか?」について考えるのも、重要なポイントでしたね。
けれども、
「文章を書くのに慣れていないこともあって、どうしても1文が長くなりがち」
「構成がどうもうまく組み立てられない。特に概説部分が簡潔に書けない」
「HPをチェックして、市が直面している問題は理解できた。けれど、それを文章にすると、情報の羅列になってしまう・・・」
など、お悩みの方も多いことでしょう。
そこで、お役に立てるのが私達プロのライター集団です。
私たちは、これまで公務員を志望するお客様の試験論文の執筆を手掛けてきました。ライター全員が、文章作成に困るお客様のサポートする事業に「やりがい」「誇り」を感じており、自己研鑽と執筆作業に日々精進をかさねています。
ただ、当社はあくまでも「みなさんの意見」「固有の意見」を引き出し、執筆のサポートをするのが仕事です。その文章表現をより、ベストな形にしていくお手伝いだ、とご理解ください。
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